2019/01/25 :: 旅立ち
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本日1月25日は圭の命日です。

あの日のことは今でも忘れません。
いろんな後悔と葛藤の日でした。
圭！　玲は圭の分まで頑張ってるよ！
寂しいかもしれないけど、ちゃんと応援しててね♪

そして
!!$more!!

１９日
私の２人目の母ともいえる、私の母の妹。要するに私の叔母が亡くなりました。
私、大好きなんです。
自分の母と本当におなじ存在なんです。

叔母は２年前の２０１７年の11/24に卵巣がんの手術をしました。
私と、叔母の娘がその前の年の11/24に婦人科系のオペをしていて、11/24ってなに？　なんてその頃は言ってました。

叔母はすべて病巣を摘出しましたが、念のための抗がん剤治療を半年行いました。
叔母は、髪の毛やまつ毛は抜けてはしまいましたが、食事はしっかり食べれるし、おや？と思うほど順調に完了しました。

なのに１０月　お腹が痛いと緊急入院。
卵巣手術の癒着影響の腸閉塞と思いきや、叔母の腹部には別の原発の癌が発生していました。

叔母の癌は大腸がん
それも粘液性のもので、とり切れません。
しかも、驚くほどの進行の速さ。

また抗がん剤か・・・・・と思っていたのですが
叔母は緩和を選びました。
あきらめというのでしょうか？
ちょっとそれとも違う。
叔母が自分をよく知っていたってことだと私は思ってます。

もちろん私も積極的な治療を行い、一日でも長く『生きて』いてほしかったのが私の気持ちです。
しかし、それは私が受けるわけでもないので、その辛さはまた別のもの。
まして、すでに１か月点滴だけの生活で体力のない叔母に、たぶん治療は不可能だったと思ってます。

叔母はいいました
『和子ちゃん、あのね痛いのはいやなの。　短い命でも、家に帰って大好きな縫物をして、自分らしくいたいの。わかって？』

と
たぶん叔母の決意が正解だと私も思ってます。
でも、願望との相違に苦しみました。
娘（私のいとこ）も、「すきにしな！」と叔母の意思を尊重しましたが、離れてくらす彼女も大きなストレスを抱えて葛藤していたようです。

最後に『元気なすがた』を見たのは、明日退院するといって、私を病院から見送ってくれた１２月半ばの日。
すたすた歩いたすがたはあれが最後です。

お正月にはお墓参りに行きたいと言ったいたので、現地で待ち合わせしました。
そこに来た叔母は、もう歩くのがやっと
優しいタクシーの運転手さんは、リクライニングで叔母が楽なようにして連れてきてくれました。

叔母は、泣いて自分の両親のお墓にすがってました。
『もうすぐいくよ』って
叔母はそのとき水を飲んでも、吐くしか外に出すすべがありませんでした。　これは体力の消耗を早めるものでしかありません。

それでも、家にいたい。入院はいやと

何も食べれないけど、叔母がスイカを食べたいと言いました。
高知の方の農家で出荷可能なスイカがあり、送ってもらいました。

1/9の通院で、仕方がないから、入院準備をして診察を受けましたが、検査結果はまったく◎
うれしくて検査結果のコピーをもらってきた。
そして、スイカもありがとう！びっくりするほどおいしかった。やっと食べてうれしいー！と元気な電話をもらいました。

そう、その電話が私にとって最後の叔母との会話です。

叔母は私が旅にでているときに亡くなりました。
神戸にいる娘も間に合い、看取れたそうです。

苦しいのはいやだ、
痛いのは嫌だ、
正確には、最後はやはり辛そうでした。
可愛そうに。。。。。
長引くのはよくない。
私も、あきらめだったのかもしれません。
でも、叔母は叔母の意思で、叔母らしく決めました。
そういう叔母なんです。

本日荼毘に付されました。
さよならです。
本当に大好き
大切な人
一緒に旅行も行きました。
叔母は入院しているときに私に泣きながら言いました。

『和子ちゃん、あのね。成子ちゃん（私の母）と姉妹で本当に本当に良かったよ。いいね。姉妹って』

叔母さん、こちらこそ
母と姉妹でいてくれてありがとう
私の叔母でいてくれてありがとう。
ありがとう。
もう痛くないよ
美味しいものいっぱい食べてね。
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右：私の母　　左：叔母の紀代子